イチローが、今季の残り試合に出場しないというニュースが流れている。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6281266
引退してしまうのだろうか。
ご承知の通り、イチローには多くのファンがおり、多数のマニアによる分析があるので、ここで詳しくは言及しない。
イチローが200安打を超えて日本記録を樹立したのは、200という数字のわかりやすさと、新井宏昌の安打数記録更新(130試合制で184安打、1987年)からさほど時間が経っていなかったこともあって、大いに話題になった。
その話題は有名な「振り子打法」というキーワードをもって語られたが、それよりも大きなスイングにこそ、イチローの特徴があるように思えた。
打席前の作法から、その打撃フォームは中日ドラゴンズで活躍した田尾安志(3:14)との関係(イチローが田尾のファン)が語られることが多かったが、個人的には、「振り子打法」の足裁きはむしろ大洋ホエールズの長崎慶一(4:50)に似ているように思えた。
現代になり、多くの動画サイトを閲覧できるようになってみると、王選手も同様のタイミングを取り方をしていたことがわかる。
それに、「振り子打法」をやめてからも、イチローらしさが失われることはなかった。
だから、「振り子打法」よりも、そのスイングに特徴があると思えたのだ。
しかし、繰り返すが、あのゴルフのような大きなスイングはたいへん印象的だった。
足裁きがイチローと似ていた長崎もスイングは小さく、全体としてはイチローとは似ても似つかぬフォームだった。
当時よっくすは、イチローだからあの大きなスイングでも打てるのか、大きなスイングだからこそイチローは打てるのか、そこに強い興味を持ったものだ。
その後、多くの選手がイチローを模倣したかのような大きなスイングをもって登場し、今ではそれが主流となっているようにも見える。
イチローは甲子園に出場しており、オリックスでブレイクして、渡米後も周囲の予想を覆して球史に残る大活躍をした。
1991年の夏の甲子園の優勝は天理。鹿児島実業の内之倉が輝いていた。顔は覚えていないが、内之倉の名前は記憶にある。
翌春の春の甲子園は上田佳範の松商学園が準優勝。優勝は広陵だった。
だが個人的には甲子園でのイチローは印象に残っていない。