サンパチ君。
すでに消滅したJR西日本の鉄道車両だ。
正式には113系3800番台という。
Wikipediaによれば、2008年まで、京都府や兵庫県で走っていたらしい。
こんな感じだ。
絵心がないのでうまく表現できないが、とても現代の鉄道車両とは思えない不思議な外観を持った車両だということを理解してほしい。
平成どころか、昭和でも厳しい感じだ。
Instagramやいろいろなサイトで写真が公表されているので、そちらも参照してほしい。
「サンパチ君」、もしくは「113系3800番台」で検索すればヒットする。
とりあえず、見つけた記事を1つ貼っておこう。
さてサンパチ君はすでに10年以上も昔に惜しまれて退役し、よっくすは実物を見たことがない。
残念だ。
しかしよっくすは思う。
最新鋭の車両でも、走行機器はそのままで、車体だけこれに交換することはできるのではないだろうか。
もともとは改造費を安くあげるために誕生した車両だ。
新たに観光列車などを作るよりも安上がりではないだろうか。
それにフェイスをよく見てみると、特別に突き出した前面とかそういうのもないので、通勤電車にも応用が可能だ。
せめて前面だけでもいい。
もし山手線に1編成でもこんな車両が投入されて、何本かに1本、これが駅に進入してきたら、一瞬のどよめきが起こるのではないだろうか。
広告効果は抜群だ。
多くの人はスマートホンを見ている間に通り過ぎてしまい、気づかないかもしれないが。
それに、車両の機能自体はほかの編成と同一で、違いは外観だけなのなら、性能面で運行に支障をきたすこともない。
山手線は無理かもしれないが、横浜線ぐらいならいけるのではないだろうか。
JRでなくてもいいし、ディーゼルカーにも対応可能に見える。
鉄道会社をまたいで、あちこちにサンパチ君が走っているというのもまた良いのではないか。
サンパチ君に限らず、過去の名車を外観だけでも再現して走ってくれたら、一ファンとしてはたいへん興味深い。
外観だけ名鉄パノラマカーの小田急ロマンスカーなんていうのもいいだろう。
夢物語ではない。
JR四国予土線では新幹線の外観をしたディーゼルカーが走っているではないか。
それをもっと大々的にやってもよいのではないかというのがよっくすの提案だ。
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そして特に気になる存在が113系3800番台だ。
よっくすはいま、毎日線路に出ていれば何日間に一回はサンパチ君に会えるような、そんな日を心待ちにしている。
想像してみてほしい。
関東の野を、信州の山を、北海道の雪原を、灼熱の九州を、サンパチ君が力走する姿を。
優雅なマルーンの電車で見事に統一された阪急電車の駅に、サンパチ君が静かに滑り込んでいく絵を。
ここまで読み進めた皆様も、そんな景色を見てみたいと思っていることだろう。
よみがえれ、サンパチ君。