もしかしたらアフターコロナでは様相が変わるかもしれないが、日本の都市ではこれまで鉄道が旅客輸送に重要な役割を果たしてきた。




その主たる役目は通勤通学輸送であり、都市の規模が大きくなるほど路線の数が増えるのが常である。

たとえば浜松市では、東海道本線(静岡方面/豊橋方面)と遠州鉄道の3路線、鹿児島市では鹿児島線、日豊線、指宿枕崎線の3路線が敷設されている。

より規模の大きい仙台市では、東北本線(利府方面、岩沼方面)、仙山線、仙石線の4路線となり、大阪市や名古屋市などの大都会では、それよりはるかに多くの路線が郊外に延びている。

なかでも東京は別格である。

数え方にもよるが、30本以上もの路線が郊外に向かって走っている。

ところが、その路線の名前が今一つ覚えづらい。

東京の人は既に慣れているから何も感じないと思うが、初めて東京に出てきて「中央線」「常磐線」などと言われてどこに向かう路線か直感的に判れというのは難しいのではないか。

もちろん、東急東横線とか東武東上線など、歴史的経緯から愛着を持たれている路線名があるのは承知しているが、この際思い切って、その路線が向かう先の地名を冠した路線名に変えてしまってはどうだろうか。

 

 

 

 

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