周知のとおり、日本語は全国各地に多様な方言が存在する。




たとえば、「やりなさい」という意味の言葉について、三重県南伊勢町の五ケ所湾では、「しない」と言う集落と「せんさい」と言う集落に分かれている。

こんな例は全国的に枚挙にいとまがなく、言葉ごとに国を分ければ、日本は無数の国になる。

ただし、アイヌ民族や小笠原旧島民を例外として、明治より前から住んでいた人は、北海道から与那国島まで同系の言語を用いており、まとめて日本語族、もしくは日本語と呼ばれる。

また、隣の集落と言葉が違うとはいっても多くの場合意思疎通は可能であり、近親の方言をまとめて一つの方言単位と考えるのがふつうである。

異なる方言どうしで意思疎通できないのはわりと普通のことであるが、一方で標準語というものがあって、ほとんどの人がそれらしく使いこなしているので、他地域の人とも問題なく交流できる。

Wikipediaによれば、おおむね図のような感じで方言は分かれるようである。

しかし、これはいかにも機械的で味気がないので、独断と偏見で名前を付けることにしよう。

これを英語に翻訳してみる。

再度日本語に翻訳してみよう。

ほとんど冗談にしか見えないが、世界にはこのような形で民族が分裂し、ときに血で血を争うような事態になっているところが実際にあるようだ。

いわばチップ族とケニー族が各々の国を建てて戦争しているようなものなのだから、本当に残念としか言いようがない。

ところであなたは何族ですか?

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